ついにGWですね!
いつも何の予定も無くボヤボヤしている我が家ですが、
今年は突然思い立って、いきなり新潟に行くことにしました。

(新幹線で1時間ちょっとなんですよね)
千葉や静岡もお手軽なんですが、ぜったい混んでて宿も空いてないと踏み、
ちょうどスキーシーズンが終了した新潟なら、当日でも何とかなるかな?
と、行き当たりばったりに決めてみました(犬連れなのに・・・)。

(もう着いた!)
新潟といえば、日本酒とお蕎麦ですよね。
とりあえず駅のへぎ蕎麦屋さんに行ってみました。

(美味しすぎて食べたあと撮影・・・)
へぎ蕎麦って、つるっとしててそば粉の風味が強くないんですよね。
田舎蕎麦も好きですが、つるつるとした口当たりのへぎも好きです。
また、薬味で辛味大根を頼んだんですがこれがピリっとアクセントになり、
食べた後のそば湯割りも非常に美味でした。
食べた後の蕎麦つゆに、蕎麦茹でたお湯で割って飲もうと考えた人は天才です!

(宿は高台にあり、見晴らしは最高でした)
今回泊めさせていただいたのはペットOKの宿「
CENTER CLUB」さんです。
mtグランビュースキー場の正面にあります。
お部屋はスキー場仕様でかなりシンプルですが、食堂・廊下も犬OKで、
犬の足洗い場があったり水入れがあったりと、犬連れに優しい宿でした。
しかし、東京よりは寒いだろうとコートなど持って行ったんですが、
東京とまったく変わらずかなり暖かく、半そででもいいくらいでした。
雪の中でシェリを遊ばせてあげたかったな~

(ふきのとうがあちこちに。春ですね)
しかしこのスキー場、非常に珍しいつくりをしていまして、
ゲレンデまではとても細い山道を上がっていきます。
「こんな狭い道、ハイシーズンはどーやって登るんだろ・・・」と不思議でしたが、
山道の入り口に、シングルリフトとチケット売り場と駐車場がありまして、
どうやら、入り口に車を泊めて、リフトでゲレンデまで上がるんですね。

(水仙の芽ですかね・・・あちこちにありました)
4月も終わりだったので、山道は雪も無く車で通れましたが、
入り口にちゃんとした案内も無く、ゲレンデまでの道も廃墟だらけでした。
2011年に近所の加山雄三のキャプテンコーストもクローズしたそうですし、
スキーブームが下火になった今、こういう景色は珍しくありません。

(キレイに見えますがクローズしています)
細い道を上がるとゲレンデに到着、そのまま進むとロッジ群が見えます。
宿に荷物を降ろし、チェックインした後、お散歩に出かけました。

(気持ちいいね!)
ロッジなどを過ぎて奥へ行くと、なんと宿泊エリアにもリフトがありました。
このスキー場、山の入り口と駐車場からゲレンデまでリフトで行くだけでなく、
コースが宿エリアに分岐しており、宿前からリフトでゲレンデに上ったり、
宿まで斜面を滑って行くことも可能なつくりのようです。

(年季の入った廃墟が・・・)
こんな面白いつくりをしたスキー場なのにあまりにも廃墟が多いため、
思わずスマホで背景を調べてしまいました。
このスキー場、もともと48年頃に開業、ゲレンデ横を分譲地として売り出し、
ロッジを数多く開業させるというビジネスモデルを展開したようです。
宿まで車で行けず、リフトで上がるなんて今の時代ではあり得ませんが、
当時はまだ新幹線や高速が無く、滞在型のスキーヤーが多かったため、
このモデルで多くの観光客が訪れ、一時期は繁盛したようです。

(哀愁漂う打ち捨てられた雪上車)
しかし開発会社が別の不動産投資で失敗、倒産。
その後ゴルフ場運営会社に経営権が渡されたものの、こちらも倒産。
経営が不安定なため設備投資がなされず、世の流れについていけなくなり、
ロッジは撤退を余儀なくされ、廃墟の多いスキー場となってしまったようです。
確かに、いまどきシングルリフトなんて見かけないですもんね・・・

(非常に趣のある廃墟が・・・)
また廃墟ネタで恐縮ですが、昭和50年前後に建てられたと思われるこの物件、
非常に凝ったつくりをしていますよね。何に使われた建物だったのでしょうか。
・・・これは完全に想像なのですが、ロッジ形式が多かったこの時代のスキー場の
宿泊施設に対し、プライベート感を求めるカップル(夫婦)のニーズに対応した、
プレミアコテージのような建物だったのではないでしょうか。
50年代にスキーやってないので、想像でしかないんですが。
360度景色が見える高台の一戸建て。恐らく2Fが居間、3Fが寝室では・・・

(また妄想が始まってるよ!)
ちなみに、冬はここのスキー場、ちゃんと営業しております。
マニアックなのでかなりすいてるそうです(私も知らなかった)。
犬連れて行けて、目の前がゲレンデなんて、実は穴場だったりして。

(雪オオカミです)
あっという間に初日が過ぎていきました。
2日目以降は次回に続きます。